テレビと呼ぶには面白すぎた「NOTTV」がサービス終了、テレビを超えられず

NOTTV

スマホ向け放送「NOTTV(ノッティーヴィー)」を運営するmmbiは11月27日、「NOTTV」のサービスを2016年6月30日をもって終了すると発表しました。新規申込受付も終了。あわせてモバイル向け専用放送「モバキャス」も終了します。

NOTTVは2012年4月1日に開局し、1年2ヶ月後の2013年6月1日に契約者数100万人を突破していたものの、2015年9月末時点の契約者数は154万人に留まっていました。mmbiではサービス終了の理由を「昨今のスマートフォン向けのインターネットによる映像配信の普及等により、当初想定していた会員数の獲得に至らず、今後の事業継続が困難な見込みであること」としています。

現在NOTTVを利用しているユーザーについては、dTVなどドコモサービスをお得に利用できる施策を準備していくとのこと。具体的な展開については明らかにされていません。

mmbiの資本金は約249億円で、NTTドコモが株式の60%を保有。2015年3月期の当期純損失が503億円、累損は996億円に達しています。

「テレビと呼ぶには、面白すぎる」をキャッチコピーにし「テレビを超えたテレビになる」というコンセプトの下で「NOT + TV」として名付けられたNOTTVでしたが、その目標には到底届かないラインでサービスを終了することとなりました。

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