iPhone 6s/6 Plusの発売日から間もなく2週間が経過しようとしていますが、発売直後10日間(9月25日~10月4日)の初速実売データについて、BCNが明らかにしました。
それによると、容量別シェアでは64GBモデルが全体の66.6%を占めています。最も売れたのは、iPhone 6sの64GBモデルで全体の59.6%、次いで同128GBモデル(14.5%)、同16GBモデル(13.3%)となりました。iPhone 6s Plusは、全モデル合わせても12.6%にとどまっています。
キャリア別では、ソフトバンクが42.4%のシェアでトップに立ちました。auが36.2%で2位、NTTドコモが21.4%と3番手に続いています。
また、注目は昨年(発売直後10日間)との比較。iPhone 6s/6s Plusの販売台数は、昨年のiPhone 6/6 Plusより2割以上少ない前年比78.6%となりました。この理由として、昨年に比べ今年は休日が1日少ない点、中国でも日本と同日に発売されたことにより転売目的の購入が激減した可能性などが挙げられています。
さらに、BCNでは発売後3日間の初速実売データも公表していますが、そこではiPhone 6s/6s Plusの販売台数が前年比84.0%であり、数値は発売後10日間のデータにおいて悪化した格好です。とはいえ、本格的に販売が加速するのは11月以降になるとの見方もあり、まだ消費者が様子見、購入待ちの姿勢である可能性もあります。
販売台数の落ち込みが初速だけのものなのか、あるいは価格の上昇、買い替え需要を喚起するほどの進化に乏しいといった本質的な部分が影響を及ぼしているのかは判断できませんが、スマートフォン需要が一巡した中で、今年もiPhoneが強さを見せるのか真価が問われそうです。