Google、伝統のロゴを大刷新 歴史を振り返る動画も公開

Google新ロゴ

Googleは米時間9月1日、20世紀末から採用してきたロゴを大幅に変更し、新しいデザインに刷新することを発表しました。すでに国内のGoogleホームページは新たなロゴに変更されています。

以下のロゴは2013年から使用されてきたもの。最も見慣れたロゴであった1999年版に微調整を加えた2010年版をフラットにしたデザインでした。

Google旧ロゴ

Googleは1998年、インターネットの情報を整理する検索エンジンとして誕生し、その主戦場は長らくデスクトップウェブでした。しかし、時の経過とともにメールサービス(Gmail)や地図サービス(Googleマップ)などサービス領域を拡大し、モバイル(Android)にも進出してきました。そして、Googleサービスは、さまざまなプラットフォームやデバイスから利用されるようになっています。

Google

Googleは、その多様化した環境と利用シーンのなかで、ロゴの役割を自社製品のブランディングだけでなく、ユーザー体験を向上させる機能性を持たせる方向にシフトさせるようです。

新しいロゴはユーザーの皆さんの利用シーンにあわせて、どんな小さな画面であっても、そこに Google の ”魔法“ が働いていることをお知らせできるように変わりました。新しいデザインは、入力方法や端末サイズにとらわれず、シームレスにつながっているコンピューティングの世界を表しています。
Google 製品を利用していることをわかりやすく表示するだけでなく、Google が「働いている」様子も表すようになりました。たとえば、デザインの要素として採用したカラフルな Google マイクは、ユーザーの皆さんが、音声やタップ、タイピングなど、どんな方法で Google 製品を操作しているかを表示します。今回の変更で、青い「g」マークは、ロゴに合わせたカラフルなシンボルに代わりました。
Google Japan Blog

先日、Googleは新たに設立されたアルファベット社の完全子会社として、検索や広告、YouTubeなど従来からの主要事業を担う一部門となることが明らかにされました。新ロゴは、これからのGoogleが事業をさらにアップデートしていくこと宣言しているのかもしれません。eが右上を向いていることは、その現れでしょう。

上の青いGoogleアイコンも、カラフルな4色のアイコンに変更。Google検索やGoogle+、Googleドライブ、Google翻訳、Gmailなどで新たなGoogleロゴを目にすることができるようになっています。

Googleアイコン

Googleの17年の歴史を振り返る動画も公開中です。