Googleマップで自宅ソーラーパネル設置時に節約できる金額を表示する「Project Sunroof」が公開 太陽光発電を促進

Project Sunroof

Googleは米時間17日、自宅屋根に太陽光発電のためのソーラーパネル設置を検討する際に役立つ情報をGoogleマップ上に表示するプロジェクト「Project Sunroof」を発表しました。

まずProject Sunroofでは、住所を入力して自宅の屋根を特定すると、年間の発電可能な日照時間を表示し、自宅で使用する電力の100%に近い発電量を実現できるパネル設置面積を推奨してくれます。これらの数値の算出には、航空写真と地図データ、屋根の3Dモデリング、近くの建築物や樹木、年間を通じた太陽の動き、雲や温度変化のパターンなど複数の要素を利用しているといいます。

Project Sunroof

便利なのは、節約できる金額を表示してくれる機能。太陽光発電業界における製品価格などのデータを使ってローン購入や一括購入、リースのコストを試算するとともに、税額控除なども考慮し、ソーラーパネル導入時にコストカットできる金額を具体的に計算してくれます。

さらに地域の事業者を紹介する機能も組み込まれています。

現在、この機能を利用できるのはボストンとサンフランシスコ、フレズノに限定されていますが、近く全米に展開する予定。いずれ世界中で利用できるようになる可能性も示唆されています。