ある意味では1998年のGoogle創業以来で最大の変革が発表されました。
Googleの共同創業者CEOのラリー・ペイジは10日、新会社「Alphabet」を設立し、Google Inc.を完全子会社化することを明らかにしました。Googleの全株式はAlphabet株に置き換えられ、Alphabetは公開持ち株会社となります。新会社のCEOにはラリー・ペイジが就任。もう一人の共同創業者セルゲイ・ブリンは社長を、エリック・シュミットは会長を務めます。
GoogleのCEOは、ChromeやAndroid、検索事業などの主要製品で責任者だったサンダー・ピチャイが引き継ぎます。ここ数年でサンダー・ピチャイへの権限移譲ぶりから、今回の人事は既定路線だったものと考えられます。
新会社のAlphabetは、従来のGoogleの事業や今後の新規事業を複数の企業として分割統治するための頭脳となります。アルファベットの「G」はGoogleに充てがわれているように(G is for Google)、Alphabetは企業の集合体となるわけです。今のところ主要ではない事業(先端的な研究機関のXラボや投資部門など)はGoogle Inc.から切り離して分社化、個別にCEOが置かれることになります。これによりGoogle Inc.は、インターネット分野に集中する企業としてスリム化されるとしています。
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