Google、Nexus端末のOSアップデート保証期間を2年に延長 セキュリティパッチは毎月実施へ

Nexus 5

Googleは米時間8月5日、通常のOSアップデートに加え、セキュリティに焦点を当てたアップデートを毎月定期的にNexus端末に対して実施すると発表しました。あわせてアップデートの保証期間も延長します。

この定期セキュリティアップデートの初回は、本日より開始されます。対象端末は、Nexus 4とNexus 5、Nexus 6、Nexus 7、Nexus 9、Nexus 10、Nexus Player。初回アップデートには、動画メッセージを受信するだけでスマホが乗っ取られるというStageFright問題の修正などが含まれます。この修正は同時に、AOSP(Androidオープンソースプロジェクト)を経由して一般に公開されます。

また、Googleは、Nexus端末に対するOSアップデートおよびセキュリティアップデートの保証期間を延長します。これまでOSアップデート保証期間は端末発売から18ヶ月間でしたが、これが発売時から2年になります。また、セキュリティアップデートは発売時から3年もしくはGoogleストアで端末販売が終了してから18ヶ月間は実施されるとのことです。

Googleは今回の発表の中で、Androidデバイスメーカーに対して過去3年、セキュリティ問題について毎月通知してきたとした上で、「したがって、彼らは彼らのユーザーの安全を維持することができる」と述べています。Googleがわざわざ言い訳のような物言いをするのは、現実がGoogleの理想に追いついていない証左でしょう。

なお、Appleが2011年秋に発売したiPhone 4Sは、2015年秋に正式リリース予定のiOS 9へのアップデートに対応することが発表されています。