車内でスマホを充電できる「電源バス」が運行開始、Wi-Fiも使える一般路線バス

電源バス

西東京バスは7月より、座席に携帯電話やスマートフォン専用の電源コンセントを搭載した「電源バス」の運行を開始しました。

この電源バス(三菱ふそうトラック・バス/いすゞ自動車首都圏/東京日野自動車製)では、通常の路線バス車両に専用インバーターを追加搭載。中扉後部の窓側座席に充電用コンセントが中型車で8個、大型車で12個設置されており、ユーザーは無料でスマホなどの充電をおこなえます(電気使用量の大きいPCなどは利用できません)。

電源バス

他バスとの識別のため、電源バスには専用ステッカーが掲出されます。11月までに計23台を導入する予定で、八王子市、あきる野市、日の出町、福生市などで路線を限定せず運行します。今後も毎年の車両更新にあわせ導入を進めていくとしています。

東京西部を中心に運行する西東京バスは沿線に学校が多く、通勤・通学などで長時間バスを使う利用者へのサービス向上を目的に、今回の無料充電サービスの提供に踏み切りました。同社の路線バスにはすでに「au Wi-Fi SPOT」も設置されており、auユーザーならさらに快適に利用できそうです。

一般路線バスにおいて無料充電サービスが提供されるのは全国でも珍しく、今後こうした取り組みが他社バスにも広まっていくかもしれません。