IDC Japanは1日、国内携帯電話およびスマートフォンの2015年第1四半期(1-3月)の出荷台数について調査結果を公表しました。
2015年第1四半期の国内携帯電話出荷台数(スマートフォンと従来型携帯電話の合計)は、前年同期比0.4%増の917万台。このうち、スマートフォン出荷台数は携帯電話出荷台数の76.0%で697万台(前年同期比7.0%増)で、ともに5四半期ぶりのプラス成長となっています。
スマートフォンのベンダー別シェアでは、Appleが51.1%と半数を獲得してトップを維持しましたが、前期(2014年第4四半期)のシェア58.1%から7ポイント減少。Xperiaシリーズの販売が堅調なソニーも、シェア16.6%で2位にランクインしていますが、前期比で0.6ポイントとわずかながらマイナスとなりました。
一方で、前期6位の京セラが出荷台数を伸ばし、シェア10.5%で3番手に浮上しています。au向けを中心に幅広くデバイスを供給する京セラは、スマートフォンを含む携帯電話総出荷台数でもシャープと同率の2位に入っています。なお同調査では、ARROWSケータイなどのAndroid搭載の携帯電話は、スマートフォンとしてカウントされています。
今回のレポートでは、ファブレット(画面サイズ5.5インチ以上7インチ未満のスマートフォン)の動向にも言及。特に、iPhoneの中でiPhone 6 Plusが占める割合は、世界市場においては26.3%と大きいのに対し、日本では9.2%にとどまっており、起爆剤になると考えられたiPhone 6 Plusを含むファブレットも、国内では限定的であったと指摘しています。
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