マスターキーすら不要、サービス毎の複数パスワードを手早く安全に生成・管理できるアプリ「PassClip」の実力

2015-06-11 14:52
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PassClip

オンラインバンキングやSNS、ショッピングサイトなど、様々なウェブサービスを利用するのに必須のパスワード。いちいち覚えられないし、紙のメモにせよスマホにせよ管理がひと苦労だったりします。

そんな中、ICTテクノロジー総合イベント「Interop Tokyo 2015」において、"ワンタイムパスワード"の技術で知られるパスロジ社から、痒いところに手が届くパスワード管理アプリ「PassClip(パスクリップ)」が紹介されていました。

パスワードを使いまわしている人に朗報

PassClip

昨年、被害が拡大した「LINEの乗っ取り」に象徴されるように、複数サービスでのパスワード使いまわしが大きなセキュリティリスクになっています。危険でもつい使い回してしまう背景には、やはり複数パスワードを管理する煩わしさがあります。

パスワード管理ツールも多々ありますが、ほとんどはパスワードを確認するための「マスターパスワード」を覚えておかねばならず、今度はそれを管理する必要に迫られたり、破られてしまう可能性すら伴ってきます。

一方、「PassClip」はマスターパスワードを必要とせず、ちょっと変わった方法で手早くパスワード確認ができるシンプルさと、第三者に漏洩しない安全性を両立している点が特長。とても使い勝手のよいアプリに仕上がっていました。

PassClipの仕組みと使い方

PassClip

PassClipではメールアドレスによる認証の後、最初に「パターン」を決めます。パターンは、5×5の25マスのうち4カ所のマスを好きな順に選ぶだけ。選んだ位置と順番によるこのパターンさえ覚えておけば、準備はOKです。

ここでは、上の画面のようなパターンを指定しました。[アカウントを登録する]をタップします。

参考:パターンの決め方

PassClip

続いて、各サービスのパスワードを登録してみます。まずは、パスワードを登録する「スロット」を選びます。

次の画面で先ほど決めたパターンを入力し、[この位置で確認する]をタップします。

PassClip

サービス名(ここでは例としてGmail)を入力し、パスワードを新規で生成したい場合は[おまかせで生成]を選択します。すでに使っているパスワードを登録したい場合は[自分で生成]を選び、利用中のパスワードを入力します。

今回は、新規にパスワードを生成してみます。ユーザー名は任意なので、IDなども記しておきたい場合は入力してもよいでしょう。続いて[次へ]をタップ。

PassClip

文字の入った5×5マスのビンゴのようなカードが表示されます。生成されたパスワードは、最初に決めたパターンと同じマス内に書かれた文字「sf」「qg」「uv」「zc」をつなげた「sfqguvzc」になります。

よければ[保存]をタップし、パスワードの登録は完了。この手順で、各サービスのパスワードをスロットに登録していきます。なお、マス内の文字はサービスごとにランダム生成されるため、各サービスで同じパスワードになることはありません。

また、パスワードは必要に応じて[追加]欄に文字を加えて増やしたり、[カスタム生成]から英字の大文字/小文字、数字などを混ぜ込ませる設定をおこなえば、より複雑なパスワードの生成も可能です。

PassClip

では登録後、パスワードを確認するにはどうすればよいでしょうか。アプリを起動すると、当然マスターパスワードなどは求められず、いきなりスロット一覧の画面になります。

確認したいサービス名のスロット(ここではGmail)をタップすれば、先ほどの5×5マスのカードが表示されます。あとは、最初のパターン通りにマスの中の文字を読んだもの(=sfqguvzc)がパスワードとわかる仕組み。起動後わずか1タップで、パスワードが確認可能です。

つまりユーザーは、たった一つの「パターン」さえ覚えておけばよいということになります。また、パターンを知っている人(=自分)しかパスワードを判読できないため、仮に第三者にアプリを起動されても、パスワードが漏洩することはありません。面倒なマスターパスワードを設けず、安全性も確保するというわけです。

提携サービスと連携した機能も

パスクリップ

複数パスワードを登録できるPassClipは、提携サービスと連携した「コラボスロット」も追加する予定です。

コラボスロットでは、PassClipから該当サービスの専用スロットをタップしてパスワードを表示しないとログインを許可しない「ログインプロテクト」機能などが導入され、第三者による不正ログイン防止をはかります。

詳しい内容は、自社サービスとPassClipの連携を検討する事業者向けの案内ページで公開されています。また、12日まで開催されているInterop Tokyo 2015では、パスロジ社のブースにおいて「PassClip」の関連イベントも実施中です。

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