Appleは現地時間2月12日、iTunes Connect経由でiOSアプリをアップロードする際にかけていた2GBの容量制限を初めて緩和し、4GBを上限とする変更を実施しました。これによりApp Storeで入手できるアプリの最大サイズは従来の2倍になります。
この変更により、より多くの画像や音楽を予めアプリに含ませることができるため、より「完全でリッチなユーザー体験を提供することができる」とAppleは説明しています。
制限緩和により恩恵を受けるのは主にゲームアプリでしょう。リッチメディアを大量に使用するゲームでは、アプリのダウンロード後にメディアファイルを別途ダウンロードさせるものが少なくありません。ユーザーとしては、アプリをダウンロードして「さぁ、ゲームを楽しもう」としたところで新たにダウンロードが開始されることで、出鼻をくじかれるような体験を強制されていましたが、今後はそういった感想を抱くことも減っていくものと思われます。
一方で、Wi-Fiではなく携帯電話ネットワーク経由でダウンロードする際の上限サイズ100MBについては従来通りで変更されていません。
なお、Googleは2012年3月、Androidアプリのファイルサイズ上限を4GBに変更しています。