7年ぶりに「ガラケー」の出荷台数が前年上回る、スマホは2年連続で減少

MM総研

MM総研は、2014年1月~12月の国内携帯電話端末の出荷台数に関する調査結果を発表しました。フィーチャーフォンとスマートフォンで対照的な傾向をみせているのが特徴的です。

調査によれば、スマホの出荷台数は2,770万台(前年比5.3%減)となり、2012年から2年連続で減少。総出荷台数に占めるスマホ率は72.4%で、前年比で2.1ポイント減となっています。

一方で、フィーチャーフォンの出荷台数は1,058万台(前年比5.7%増)、出荷台数比率は27.6%(同2.1ポイント増)に上り、スマホが年間100万台規模で出荷され始めた2008年以降で、初めてフィーチャーフォン出荷台数が前年を上回っています。

スマホ料金の高さや、ユーザーが(機能的に)必要性を感じていないこと、スマホとフィーチャーフォン2台持ちなど、様々な理由が考えられますが、7年ぶりにフィーチャーフォンが復調気配をみせたことは注目でしょう。

MM総研

また、OS別のスマートフォン出荷台数は、AppleのiOSが1,648万台(シェア59.5%)でAndroid(シェア40.3%)を抜いて1位となっています。

2014年は主要3キャリアが年間を通してiPhoneを発売した初めての年であることや、下取りなどのキャリア施策の後押しもあり、Apple出荷台数・シェアが伸長したとみられています。