Facebookは20日、ニュースフィード配信アルゴリズムの変更を実施したことを発表しました。デマや誤解を招くような情報だと判定された投稿はニュースフィードへの表示が減らされるため、デマ情報の拡散防止に資するアップデートとなっています。
判定は、ユーザーからの問題報告とシェア投稿の削除頻度によっておこなわれます。デマ投稿には、通常の投稿の2.5倍の問題報告が寄せられるとのことで、問題報告が多ければ情報がデマであると判断できるということでしょう。また、ユーザーがデマ投稿をシェアした場合、デマであることが判明した後でシェアを取り消すことが多いことにも注目。友人からデマであることを指摘されたコメントを受け取ると、そのようなデマ投稿を削除する可能性は通常の2倍になっていることも実験結果から明らかになっていると言います。
問題報告が多い投稿については「多くのFacebookユーザーが、この投稿には間違った情報が含まれていると報告しています」といった内容の注釈が付けられるようになります。
Facebookは「我々は、投稿内容をチェックしたり、その正確性に関する判定をおこなったりはしません」と説明。問題報告が多い投稿を削除することもしないとのことです。
なお、Facebookは、ユーザーがユーモア記事や風刺記事について問題報告しない傾向にあるとして、そのようなコンテンツはアップデートの影響を受けないとしています。また、Facebookに投稿する大多数のパブリッシャーも影響を受けないだろうとの見通しを示しています。
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