実名主義のFacebookが、匿名チャットアプリ「Rooms」をiOS向けにリリースしました。
Roomsでは、好きなトピックで部屋を作ったり、既存の部屋に参加したりして、ニックネームでテキスト・写真・動画を投稿できます。部屋には、QRコードを作成して招待します。
部屋をカスタマイズすることもでき、いいね!ボタンを好きなテキストや絵文字に変更したり、カバー画像や基調色、固定メッセージ、メンバーのパーミッション、外部リンクの書き込み可否などを自由に設定したりすることが可能。よりカスタマイズ性を高めていく方針だということです。
Facebookアカウントは不要。部屋ごとに異なるニックネームを利用できます。Facebookによれば、このRoomsは、「第三の場所」としての役割を担ってきたウェブコミュニティの精神と現代のスマホ技術に触発されて開発したとのこと。画面の向こう側にいるユーザーが現実の誰々であるか気兼ねせずにコミュニケーションできたウェブの良い点を、現代風にアレンジして復活させたいようです。
今のところ、Roomsは米国のApp Storeのみでリリースされています。けん玉やラーメンの部屋をピックアップして紹介しておきながら、まだ日本ではリリースされていません。
先日は大反発を受けて芸名を認めない方針を撤回したFacebookですが、もし仮にRoomsが大ヒットしてFacebook本体を脅かす存在に成長したら、実名による透明性を追求するビジョンはどうなってしまうのでしょうか。
SOURCE