最近、ヘルスケア分野へ力を入れているGoogleですが、ビデオチャットを通じて医師に直接相談できるサービスをテストしていると、Guardianなどが報じています。
同機能は、ユーザーがAndroidスマートフォンのChromeで「knee pain(膝の痛み)」について検索している時に偶然発見し、スクリーンショットを画像共有サービスのImgurに公開。そこには、ビデオチャットアイコンとともに、「Talk with a doctor now(今すぐ医師とビデオチャットする)」と表示されています。
検索に使われたキーワードからユーザーが症状を詳しく知りたがっていると判断し、ビデオチャットによる診察が可能であることを知らせるもので、テスト期間中はGoogleが手数料を負担します。Googleの広報担当も、同機能がユーザーにとって有用であるかどうかを試していると、Guardianに語ったといいます。
正式にサービスインした場合はおそらく有料になるとみられますが、開始時期・エリアや料金など詳細については明らかになっておらず、テスト自体も米国カリフォルニア州とマサチューセッツ州に限定して実施されているようです。
病気や症状を検索しても、内容の不正確なページが多く表示されるなど満足のいくコンテンツにたどり着けない、あるいは信頼性の高いページそのものが少ないという現状において、同サービスが一つのソリューションとなることを期待したいところです。