NTTドコモは、ナビゲーションとコミュニケーションに利用できるデバイス「YUBI NAVI」のプロトタイプをCEATEC JAPAN 2014で展示しています。
展示されているYUBI NABIのプロトタイプは、手のひらで包み込むように持ち、先端部分のくぼみに親指を乗せます。
デバイスは、白いウレタンゴムで覆われており固くはありません。長さは、伸ばした親指の先端から手首までの距離より少し長い程度。太さは普通のチクワよりやや太く、ちょうど大きめのおしぼりを持っているようなサイズ感です。
説明員によれば、最初に作った模型は3分の2ほどの大きさ。より小型化していきたいとのことです。
この形状と材質は、ユーザーに"触感"で情報を伝え、楽しんでもらうためのもの。デバイスが部分的に動くことで、ユーザーに必要な情報を伝達する仕組みです。動くのは、親指を乗せる先端部分と手のひらで包み込む中央表側の二箇所。
まず、先端部分が動くことで、ユーザーをナビゲーションできます。
ナビゲーションシステムと連動し、先端部分が右折時には右に、左折時には左にひねられるようにクネっと動くことで親指を左右に少しだけ動かし、進路を指示することができます。これにより、手元でGoogleマップなどを見ながら歩きスマホをすることなく、デバイスを握るだけで感覚的に道案内を受けられます。
また、中央部分を握ると、別の端末の中央表側がムクっと隆起し、手のひらの拇指球(親指の付け根のふっくらした部分)が刺激されます。これにより、遠隔地にいても触覚によるコミュニケーションを楽しむことができます。
プロトタイプでは握ったことを1パターンの動きで伝えるのみで握り方の繊細さまでは伝えられませんが、今後は細かい動作を別デバイスで再現できるようになるのかもしれません。ライブ会場でミュージシャンがデバイスを握ると、それが会場の観客に伝わるといった使い方もできそうです。
このYUBI NAVIは、現状では五叉路のような複雑な道路や地下鉄駅構内のナビに問題を抱えているものの、2020年の東京オリンピックまでに一般向けにリリースすべく開発中とのことです。