LINEで金融機関の口座残高を照会できるようになると、日経新聞が報じました。入出金の情報も通知するようです。金融機関とLINEをつなぐシステムはNTTデータが提供し、2015年春の実施を目指します。
日経新聞によると、ユーザーは銀行のLINEアカウントと「友だち」になり、NTTデータが運営する専用サイトに口座情報などを登録すれば、LINEで口座残高などをチェックできるようです。入出金があると、銀行のアカウントからスタンプやメッセージが届く仕組みです。
また、ユーザーが銀行のアカウントに残高照会用のスタンプを送信すると、数秒で「残高は10万円です」といったメッセージが返信される模様。当面は残高照会など資金移動を伴わないサービスに限定して実施するようです。
これまでに金融機関の口座残高を調べる人はWebサイトやアプリなどからチェックしていましたが、用途は限定されているものの、LINE経由という新たな手段ができるのは驚きです。
1999年にiモードで銀行の振り込みが可能になってから15年が経ちますが、LINEのユーザー数を考慮すると、モバイルで金融機関のサービスを利用する人はさらに増えることが考えられます。
10月5日時点でLINEに公式アカウントを開設している銀行は、三井住友銀行(9月30日開設)だけです。
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