Googleは10月1日(日本時間)、Playストアにおいて有料アプリおよびアプリ内課金のあるアプリの所在地公開を開始しました。
Googleは9月25日改定の「Google Play デベロッパー販売/配布契約書」で、連絡先情報の提供、維持を要求しており、Playストアのアプリ詳細ページで公表されることを明示していました。
また、アプリ内課金の価格帯の表示も開始しています。以下の画像は、現在、売上トップのアプリ「パズル&ドラゴンズ」の詳細ページです。アプリ内購入の価格帯が表示されていることが分かります。
いずれの情報も、Playストアアプリおよびウェブ版ストアで表示されています。現在のところ、所在地公開を求められるアプリの全てで所在地が表示されているわけではありません。
なお、有料アプリおよびアプリ内課金の場合、開発者はカスタマーサポートの問い合わせに3営業日以内に対応することが必要となっています。
Googleは、アプリ開発者の責任を明確化することで、市場の健全性を維持、向上させる狙いがあるものと思われます。情報公開や対応を怠った場合、アプリがストアから削除される可能性があります。
3.6 デベロッパーによる対象製品のサポート: 購入者は Google Play からダウンロードおよびインストールしたアプリケーションに欠陥やパフォーマンスの問題が生じた場合、デベロッパーに連絡するよう指示されています。対象製品のサポートおよび保守、ならびに対象製品に関する苦情への対応については、デベロッパーが単独で責任を負うものとし、Google は責任を負いません。デベロッパーは有効かつ正確な連絡先情報を提供および維持する必要があります。この連絡先情報は、ストアで各アプリケーションの詳細ページに表示され、カスタマー サポートや法的な目的でユーザーに提供されます。有料の対象製品またはアプリ内取引の場合、デベロッパーは、カスタマー サポートの問い合わせには 3 営業日以内、ならびに Google によって緊急とされたサポートや対象製品の問題には 24 時間以内に対応しなければなりません。対象製品について十分な情報やサポートを提供しないと、対象製品の評価が下がったり、製品が目立たない位置に表示されるようになったり、売上が減少したり、請求に関する異議申し立てを受けたり、ストアから削除されたりする可能性があります。
Google Play デベロッパー販売 / 配布契約書