シャープは、同社のプラズマクラスター技術により、小児アトピー型の喘息患児の症状を軽減する臨床研究結果が得られたと発表しました。
同研究は、シャープが東京大学医学部附属病院臨床研究支援センターに委託し、同社とは独立した形態で計画・実施・報告が行われたもの。
小児アトピー型の軽症および中症の喘息患者130人を対象とし、イオンの発生濃度を高めた専用装置を被験者の自宅に設置。計16週間にわたり(途中2週間のwash out)運転し、観察を実施しています。
その結果、小児アトピー型喘息の気道炎症レベルが低減され、プラズマクラスターが実際の生活環境でヒトの健康に対して貢献することがわかったといいます。
試験実施施設のまとめ役である東京慈恵会医科大学附属第三病院・小児科診療部長の勝沼俊雄氏も、薬でも医療機器でもないプラズマクラスターが呼吸機能を改善する可能性を示したことは、喘息児の長期ケアを行ううえでとても意味のあることであると述べています。
本臨床研究の詳細内容は、11月8日より開催される第51回日本小児アレルギー学会で発表される予定です。
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