指輪型ウェアラブルデバイス「Ring」の製品化に不安の声、Kickstarterのコメント欄が荒れ模様に

指輪型ウェアラブルデバイス「Ring」

「Ring」の製品化に関して不安の声が出てきています。

Ringは、TechCrunchのスタートアップバトルで優勝、米CNNが発表した「世界を変える10のプロダクト」に選ばれるなど、各方面から期待されている指輪型ウェアラブルデバイス。2014年4月には米クラウドファンディングサイトKickstarterで88万ドル(約9,000万円)の出資を集めることに成功し、開発が進められています。

※Ringの機能などについては、以下の動画と記事を参照してください。

当初は7月を見込んでいた製品の発送が延期を重ねており、現在は9月末の予定となっています。この点は、先進的なデバイスの開発であるため、致し方のないことだと言えるでしょう。

しかし現在、Kickstarterの出資者(支援者)に対する対応に疑問を呈する声が出てきています。実業家でブロガーの山本一郎氏を始め、複数のWeb業界の著名人が、Kickstarterのコメント欄で多くの出資者が不満の声を上げている点を指摘しています。

山本一郎と申します。お世話になっております。
このほど、本件「Ring」がkickstarterにおいて返金騒動の対象となっていることを受けまして、取材のメールをお送りさせていただきましたが、いまなおお返事をいただいておりません。内部の話では、7月に量産された製品を販売する計画だったにも拘らず、いまなお量産のめどがなかなか立たず苦労しているとのことでした。事実関係はどうなのでしょうか。また、もしもRing販売開始に辿り着かない場合、返金等の措置は取られる予定でしょうか。
ご状況を差し支えない範囲内でご教示賜れますと幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
山本拝
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Morphy One(モルフィーワン)とは、合資会社モルフィー企画によりオープンハードウェアの名の下に開発が行われていた携帯情報端末 (PDA) である。しかし製品が日の目をみることなく総責任者が破産宣告、公募で集めた巨額の資金が泡と消える事件へと発展した。
Morphy One - Wikipedia

Kickstarterでは、プロダクト創設者・クリエイター(ここではRing側)が、出資者とコメント欄でコミュニケーションを取ることができますが、資金集めが成功する直前の3月25日以降、Ring側からのコメントがない状態です(発送日の決定などに関するアップデートは3回あり)。

資金集め成功後に、バッテリーの持ちへの不安やAndroid対応の遅れ、デザインの変更などが明らかになり、コメント欄では不満や返金を求める声、さらには「返信しないことは詐欺だという考えを抱かせるだけだ」との指摘すら出ています。

Ring Kickstarter

Ring : Shortcut Everything. by Logbar inc. » Comments — Kickstarter

2013年秋に公開したイメージビデオに対して、イギリスの高校生が「この時代に生まれる事ができて幸せだよ」というメールをRing開発者の吉田氏に送ってくれたそうです。同じような感想を抱いた人も多いのではないでしょうか。

多少の遅れがあったとしても(遅れがない方が良いに決まっていますが)、夢のあるプロダクトを世の中に送り出すことが期待されていると言えるでしょう。