飼い猫をハッキング兵器化、近所の脆弱なWi-Fi環境を丸裸に

Photo by Gene Bransfield

飼い猫を使って近所のWi-Fi環境の脆弱性を調査する実験がおこなわれ、10日にDefCon(ハッカー向けのカンファレンス)で「Weaponizing Your Pets(ペットを兵器化する)」というテーマで発表されました。

米ワシントンDCの郊外で祖母の飼っているシャム猫のココ(オス)に特別製の首輪を付けて散歩をさせてみたのは、セキュリティ専門家のGene Bransfield氏。彼がシャム猫に取り付けた首輪にはプログラムを施したSpark CoreチップとWi-Fiカード、GPSモジュール、バッテリーが仕込まれており、ココが近所を散歩させることで周囲の数十に及ぶWi-Fiネットワークをマッピングすることに成功しました。

結果は、ある意味で驚くべきものでした。4つのネットワークが古くて突破が容易な暗号化しか施されておらず、さらに他の4つは完全に無防備な状態で放置されていたことが分かったのです。

Gene Bransfield氏は、何も実際に猫をハッキング兵器化することが現実的な脅威であるとは考えておらず、むしろ実験はハッカー仲間を楽しませることを意図したものだということです。ただ、2014年の現在でも、無防備なネットワークや10年以上前に脆弱性が明らかになって廃れたはずの暗号化技術「WEP」を使っているネットワークが存在していることには驚かされたと言います。