通信教育大手のベネッセコーポレーションは7月9日、約760万件の顧客情報が外部に流出したことを確認したと発表した。流出した情報は、推定で最大約2070万件にのぼる。流出した商品・サービスは、「こどもちゃれんじ」や「進研ゼミ小学講座」、「進研ゼミ中学講座」など計26種類。
流出したことが確認されている情報項目は、郵便番号・子どもと保護者の名前・住所・電話番号・子どもの生年月日と性別で、クレジットカード番号・有効期限や金融機関の口座情報、成績情報などの流出は確認されていないという。
社内調査の結果、社外からの不正アクセスによる異常は発見されておらず、グループ社員以外でデータベースにアクセスする権限を有する内部者の関与を推定しているとのこと。既に警察が捜査を開始している。
現在のところ、個人情報を提供したことがない企業から顧客へダイレクトメールや電話が来ている被害が確認されているが、金銭的な被害が発生したという情報はないとベネッセ側は説明している。
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