※タイトルを一部変更しました(16:46)。
KDDI(au)は25日、新料金プラン「カケホとデジラ」を発表した。「デジラ」は「データ自由ライフ」の略。
国内音声通話定額プラン「電話カケ放題プラン」と6つのデータ通信量から選べるデータ通信料定額サービス「データ定額」、家族間でデータ通信量を贈ることができる「データギフト」が特徴。
KDDI田中社長は新料金プランを説明するなかで「スーパーお得」と、新料金プランに自信をのぞかせた。
新料金プランの受付は基本的に7月1日からとなる。
電話カケ放題プラン・データ定額
auの新料金プランも、すでにソフトバンクが発表済みの新料金プラン「スマ放題」と基本的な仕組みは同じとなる。
2,700円(スマホ)か2,200円(フィーチャーフォン)の基本料金で国内音声通話を定額化する「電話カケ放題プラン」と、ユーザーごとに契約するデータ通信料定額サービスの「データ定額」が軸だ。2014年8月13日より提供を開始する予定。
田中社長は、カケ放題プランの料金について「(音声通話をあまりしないユーザーにとって)高いんじゃないかな少し高いかなという気がしないでもない、本音のところでは」と一部ユーザーへの負担増になることを認めた。
「データ定額」は、2GB、3GB、5GB、8GB、10GB、13GBの6パターンを用意。他社より細かく刻んだデータ通信量をラインナップした。3GB、8GB、13GBはドコモとソフトバンクにないデータ通信量で、逆に2社にはある15GB、20GB、30GBの大容量プランは存在しない。
田中社長は「8GB、10GB、13GBのプランは他社と比べて圧倒的に安い」と強調。10GBで比較すると、auが8,000円のところドコモとソフトバンクは9,500円となっている。8GB、13GBのプランは他社にはないが、1GBあたりで比べると低額に抑えられている。
データギフト・データシェア
特徴的なのは「データギフト」と呼ばれる、家族間でデータ通信量を融通するサービス。必要に応じて適宜データ通信量を0.5GB単位で贈り合うことができ、追加料金は不要。受け取ったデータ通信量は当月末まで利用できる。
「データギフト」はデータチャージサイトで利用。贈ってもらったデータ通信量を別の家族に贈ることはできない。
また個人が所有する複数端末間でデータ通信量をシェアする「データシェア」サービスも用意。「データシェア」に申し込むと、データ定額で契約しているデータ通信量に2GBを加えたデータ通信量をスマホとタブレットでシェアできるようになる。
いずれも提供開始は2014年12月を予定している。
データチャージ
契約しているデータ通信量を超過した場合に、データ通信量を追加購入できるのが「データチャージ」。追加購入できる単位は0.5GBと1GBごと。0.5GBは550円、1GBは1,000円で購入でき、有効日数は62日間となる。
0.5GB単位で購入可能な点と、有効日数が62日間という点はユーザーフレンドリーかもしれない。
「データチャージ」も、データチャージサイトで利用する。提供開始日は、「電話カケ放題プラン」と「データ定額」と同じ2014年8月13日を予定している。
長期優待データギフト
6年以上の長期継続ユーザーに対しては、3ヶ月に1度データ通信量を増量する優待サービスを実施する。
提供開始時期は未定。