LINE、小中学生向けネットモラル教材開発 静岡大学と共同で

LINEの小中学生向けの情報モラル教材

LINEと静岡大学は、小中学生向けの情報モラル教材開発のための共同研究をおこなうと発表した。

ネットとの上手な付き合い方やコミュニケーション

近年、インターネットやスマートフォンの急速な普及の中で、正しい知識を持たない若年層のトラブルが増えている。そうした背景を踏まえ、LINEと静岡大学は、ネットとの上手な付き合い方やコミュニケーション方法について啓発教育することを目的とした新教材を開発する。

研究代表者は、教育工学や授業デザインを専門とする、静岡大学教育学部講師の塩田真吾氏。塩田氏を中心に開発を進めている教材は、ワークショップ形式で子どもたちが“自ら考える”機会を創出する内容だという。

たとえば「あなたがクラスメイトから連絡があると『遅いな』と思うのは何時から?」など、周りの人との考え方や感覚の違いを実感させる複数のテーマについて、子どもたちがグループディスカッションをおこなうといったものだ。

今後、同教材をもとにテスト授業を順次実施し、成果や内容を検証したうえで教材をパッケージ化。全国の小中学校において、同教材を使った授業の実施を目指す。