5月8日に自作のクリエイターズスタンプを販売できるようになったLINEウェブストアだが、サービススタート直後のためかユーザーにとって注意しておきたい事象が発生している。
おそらく初の自作スタンプ販売停止、そして継続利用できず?
その事象とは、100円で販売されている自作スタンプが作者によって販売を停止されたところ、既に購入済みのユーザーがそのスタンプを継続して利用できなくなっていることだ。
@NAVER_LINE オタクのタテとヨコというスタンプが使えなくなりました。送ったらエラーが出ます。昨日買ったばかりなのに…(笑)どういうことですか?
— ナルティメットりょー (@ishi_ryo0616) 2014, 5月 11
スタンプの販売者(作者)側が自作スタンプを登録する場であるLINE Creators Marketでは、「販売後のスタンプは、クリエイターが販売停止したいタイミングで販売の停止ができます。※既にスタンプを購入したユーザーは、引き続き購入したスタンプを利用できます。」と説明されている。
この自作スタンプの作者のツイートによれば、自ら販売を停止したとのこと。
@NAVER_LINE LINE Creators Marketにて販売していたスタンプを販売停止にした所「利用できなくなった」との意見をいただきました。https://t.co/KeIwwpl9L3のQ&Aには利用できると書いています。どうすればいいでしょうか?
— てんが (@tenga13) 2014, 5月 12
そうだとすれば、既に購入したユーザーは、継続してスタンプを利用できるはずだ。ところが、今のところ販売停止されたスタンプを利用することはできず、スタンプを送信するとエラーが表示されてしまう。
作者のツイートとLINE側の説明がいずれも正しいものだとすれば、この挙動はバグということだろうし、バグでなければユーザーはLINEクリエイターズスタンプを安心して購入することができなくなってしまう。早急な対応が望まれるところだ。ちなみに、現時点ではユーザー側にスタンプ購入代金の返金はなされていない。
なお、販売が停止されたスタンプの販売ページは、LINEウェブストア上の一覧や検索からアクセスすることはできない。
無許可の版権物が審査を通過してしまった場合、どうなる?
今回のケースとは異なるものの、ひとつ気になることがある。無許可の版権素材が使用されたクリエイターズスタンプが実際にストアで販売されてしまった場合のLINE側の対処だ。
ストアで販売される前にLINE側の審査が設けられているものの、版権の有無について全て調査しきることは現実的には難しく、権利者側の申告による事後対処となる可能性が高い。その場合、LINEは「無許可の権利物は販売停止といたします。」とLINE Creators Market上で説明している。当然だろう。
では、そのようなケースにおいて、無許可の版権スタンプを購入したユーザーはスタンプを継続して利用することができるのだろうか?また、仮に継続して利用することができない場合(おそらくそうなるだろう)、スタンプの購入代金はユーザーに返金されるのだろうか?
規約上は、スタンプの利用を停止し、返金もしないという対応も考えられる。しかし、LINE側がユーザーに返金しないという選択肢を取るとは考えづらい。LINEによる審査を前提としてスタンプを購入しているユーザーの信頼感を裏切ることになるからだ。
LINEクリエイターズスタンプは、クリエイターにとってもユーザーにとっても宝の山となる可能性がある試み。それだけに、LINEには慎重な舵取りを期待したい。