ユーザーを騙してスポーツ賭博の詐欺サイトへ登録させる不審なAndroidアプリが、Google Playストア上で多数確認されているという。McAfeeが、公式ブログで注意喚起している。
計30個以上、総ダウンロード数は45,000回にも
これらのアプリの一部では、Googleのロゴなどを不正に使用したスクリーンショットなどがGoogle Playページで使われており、インストール後に起動すると、すぐ「Google Sports Betting」を名乗るスポーツくじサイトのログイン画面を表示する。
当然、Googleが提供しているものではないが、ユーザー名、パスワード、ニックネーム、携帯電話番号、メールアドレス、銀行名、銀行口座番号などを入力することでサービスに登録できるようになっている。
このサイト上では、ユーザーがギャンブル機能を使用するための入金処理ページがあるものの、サイト所有者や運営会社に関する情報は全く提供されておらず、間違いなく詐欺サイトとみられるという。
McAfeeでは、この種のAndroidアプリをGoogle Play上で30個以上確認しており、総ダウンロード数は計13,000~45,000回にものぼっているという。
すべて韓国語UIのみサポートしていることから、韓国ユーザーを標的にしたものとみられるが、今後は日本などを狙った類似アプリの登場や同様の手口が流行する可能性もあるだろう。
まもなく、FIFAワールドカップ2014が開幕する。心待ちにしているサッカーファンは特に、こうした詐欺アプリの被害に合わないよう気をつける必要があると同社では注意を呼びかけている。
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