富士通とジャストシステムは、スマートフォン向け日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS(スーパー エイトック ウルティアス)」を共同で開発した。
Super ATOK ULTIASの特長
Super ATOK ULTIASにおいては、ユーザーインターフェースの改善、キーボード選択の機能、フリック入力を学習できるモードなどの開発を富士通が、変換エンジンの実装と辞書の開発をジャストシステムが開発した。スマホ(※富士通製)において従来にない“最高レベル”の文字入力を実現しているという。
文章を理解するほどの賢い変換
最大の特長は変換の賢さだろう。
最新のパソコン版「ATOK」相当の推測エンジンや登録語彙数を搭載し、高い予測・変換精度で文字を打つことができる。たとえば「友達が」または「友達を」の次に入力する言葉を予測して、それぞれ適切な候補を自動表示する。
また「計算が“正確”」「気の強い“性格”」というように、入力された文章の文脈などを読み取って判定し、適切な漢字に変換したり、打ち間違えたり、文字種をまたぐ場合でも正しい予測候補を表示する(例:おねぎあ→お願い、てんしゃ→電車など)。
日本語→英語変換や、アプリごとに最適化された変換も
このほか、使っているアプリに合わせて予測変換候補を表示する機能も備える。メールでは話し言葉を優先し、Googleマップでは地名を優先して表示するといった具合だ。
また、英語がわからない時や、読みはわかるがスペルがわからない単語を入力する時に、日本語やカタカナ語の読みから英単語に変換することもできる。
いま話題の人名や住所入力などにも対応
豊富な語彙数を搭載し、今まで変換できなかった珍しい読みの漢字、話題の有名人やスポーツ選手など様々な人名の変換にも対応。町名から県や市、区が入った住所に変換することができ、ネットショッピングの会員登録の際などに便利だとしている。
ケータイ風キーボードなどでスマホ初心者をサポート
ケータイ風のキーボードを含む、6種類のキー配列のキーボードを搭載。iモードケータイや他社製スマートフォンから機種変更した際でも、使い慣れたキーボードを選択できるという。
また、フリック操作に慣れていないユーザーに対し、入力方向をサポートする学習機能も用意される。入力が上達すると、模様が上下左右に伸び、ガイドの文字を隠すようにしてフリック入力の学習をサポートする。
製品化は?
ぜひアプリとして広くリリースしてほしいところだが、現時点での搭載は富士通製品にとどまりそうだ。
今後はスマホをはじめとする富士通製ユビキタスプロダクトのタッチデバイスやユーザーインターフェースの改善と組み合わせて搭載するプロダクトとして提供していくという。