LINE、番号偽装など「LINE電話」への懸念について説明

LINE電話

LINEは、新サービスの格安IP電話機能「LINE電話」において、番号偽装ができるのではないかという懸念の声が出ていることについて、公式ブログで改めてその仕組みや同社の見解などを説明している。

LINEのSMS認証による仕様について強調

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LINE電話に関しては先日のAndroid版の先行公開後に、SIMカードを差し替えることによって番号を偽装する手法があるのではないかという意見が一部で上がっていた。

これに対しLINEは、本来の電話番号の持ち主に気づかれずに第三者が電話番号をなりすましたり偽装をし、悪用をする可能性・発生の頻度は極めて低く、現実的には極めて困難だと考えられる、と回答している。

LINEによる説明の詳細については、以下の通り。

LINEは、1つの電話番号につき、1つの端末の認証ができる制度を採用しており、本人の電話番号として入力された番号に、LINE側からSMS発信を行い、それを受信して内容(暗証番号)を確認した後、利用・設定が可能となります。(以下、SMS認証といいます)

  1. 既にSMS認証されているアカウントをSIMカードの差し替え等によって、他の端末でログインした場合、もとの端末ではLINEおよび「LINE電話」が再度SMS認証されるまで利用できなくなります。そのため、通常の利用では発生しませんが、万が一、故意や悪意のある第三者によって自分のアカウントがログインされた場合や、電話番号をなりすまされた場合は、もとの端末を保持している本人のLINEが利用できなくなるため、全く誰にも気づかれずに悪用され続ける可能性は非常に低いです。なお、現時点で日本国内ではLINEユーザーの9割以上の方が既に電話番号によるSMS認証を行っており、国内のユーザー数は5000万人を超えております。
  2. 認証のために電話番号を入力する際、故意や悪意を持って第三者の電話番号や、他の端末の電話番号を入力するなどして、仮にその端末の電話番号と異なる番号の場合でも、SMS認証は、入力した電話番号の端末に届きます。そのため、本人と全く関連のない第三者の任意の番号を利用して身元を偽装することは、道端に落ちていた携帯電話を拾って犯罪利用するような非常に限定的な状況だと想定しています。

したがって、1つの携帯番号を複数端末で同時利用することが出来ない仕組みを構築しており、第三者が本人に気づかれずに認証済み電話番号を登録して「LINE電話」を利用することは非常に発生しづらい状況であると考えています。また、架空の電話番号を登録して利用することは、もちろんできません。

なお、このSMS認証による仕様は、大手グローバルメッセンジャー各社が提供するIP電話アプリにて採用されている、国際的にも標準な仕様です。また、「LINE電話」は、「コールバックシステム」と呼ばれる仕組みとは違い、IP電話の仕組みを活用しています。そのため、コールバックシステムを悪用し偽の発信者番号を表示させて振り込め詐欺をするようなことも不可能です。

そして、番号通知機能は一般の電話や他の大手グローバルメッセンジャーでも広く使われている世界標準のサービスであるとし、ユーザーにとって価値が大きいことから標準機能として搭載したと説明。番号非通知による犯罪利用を抑制する効果もある、との見解を明らかにしている。

その上で、今後も引き続きユーザーの利用動向を注視し、技術的対応策についても検討していくとしながら、個別の対応内容や方針についてはセキュリティ上の理由により公開を控えるとした。