「App in the Air」は、利用するフライトを指定しておくと、出発前から到着後の空港まで専属ガイドのようにサポートしてくれるアプリ。国内外のフライトや空港をカバーしている。
マイフライトを登録・管理しよう
まずは、利用するフライトを[Add flight]から設定する。なおiOS版とAndroid版で多少UIが異なるが、基本的な構成・機能は同じ。ここでは、iOS版の画面で紹介する。
フライト登録で便利なのは、[ROUTE]メニューから発着する空港名を検索(アルファベット入力)し、日時で絞り込む方法だ。該当する各航空会社のフライトスケジュールが表示されるので、搭乗予定のものを選んで「My flight」に登録できる。
登録後は、チェックイン・搭乗・出発・到着の予定時刻、遅延の発生・時間、発着ターミナル・ゲートなど、各種ステータスがタイムライン上で管理できるようになる。
各カテゴリの背景は現地の空模様を反映するなど、なかなか凝ったデザインだ。
オンラインチェックインにも対応
チェックイン(Check-in)のタイムラインでは、締切時刻や受付ターミナルを案内する。
また、その航空会社のページにワンタップでアクセスし、オンラインチェックインにまで対応している。
空港に関する口コミ情報が豊富かつ実用的
マップを開くと発着空港や航路が示され、フライト中は飛行機のおおよその位置や速度もわかる。これは搭乗している本人よりも、待っている人にとって嬉しい機能かもしれない。
マップ上で空港をタップすると、現地の天候や為替レートなどの一般的な情報に加え、おすすめのレストラン、ホテル、タクシー、レンタカーなど各種サービス案内などもチェックできる。
さらに、App in the Airの真骨頂ともいえるのが、空港を利用した人によるナマの声が見られる「Tips」だ。
Wi-Fiアクセスポイントから飲食店、荷物関連、ラウンジ、土産ショップに至るまで、様々なコメントがSNS感覚でシェアされており、役立つ口コミが蓄積されている。
「空港のFree Wi-Fiは15分しか使えないからマックのWi-Fiを使ったほうがいい」「~のイミグレーションが混んでいる時は~なら空いている」など、旅や出張を快適に過ごすための実用的な情報が、驚くほど多くのユーザーから投稿されている。
遅延発生などをプッシュ通知する機能も
タイムラインでもリアルタイムにフライトのステータスを表示してくれるが、遅延などが生じた際にプッシュ通知してくれる機能も用意されている。これは一部有料となるが、うっかり忘れやすい人には便利だろう。
このほか、TwitterやFacebookと連携することで、登録したフライトのステータスをシェアすることも可能。ただし、日本語でコメントを残すとエラーが出るケースもあるようだ。
残念ながら、同アプリは日本語には非対応。しかし、飛行機や空港を頻繁に利用する人やその家族、仕事で空港に出迎えに行くことが多いような人にとって、きっと重宝するツールになることだろう。
