「コインパイレーツ」や「ジャパンライフ」等、ヒット作が多いNubee。「神界のヴァルキリー」もヒット中の1本。カードゲームとしてだけでなく、箱庭要素も加わった新感覚のRPGだ。
箱庭要素とカードバトルの融合が魅力
「神界のヴァルキリー」は、タイトル通り神界で乙女たちとともに戦いを繰り広げ、自分の王都を完成させていくというカードバトル×箱庭ゲームアプリ。
一番のポイントは、やはり美麗なカードグラフィックだろう。カードには様々な乙女たちが描かれているのだが、どれも安定した美しい仕上がりとなっているのだ。
また、戦闘シーンもスピード感があり、自分でタップで攻撃対象を決めることもできれば、「自動」でアプリまかせの戦闘をすることもできる。
加えて、戦闘シーンではバトルフィールド上で自カードが敵カードを攻撃するアニメーションも。当然、カードは「強化」「進化」「合体」ができるので、どんどん強く美しいカードへと変身させていける。
ちなみに、カードバトル時には突然戦友が助っ人として乱入してくる時もあるので、自デッキが疲弊している時には喜びもひとしおだ。
自分好みの街をつくろう
一方の箱庭要素の王都建設では、主となる城のレベルアップのほか、製鉄所や倉庫・農場などを建設・レベルアップさせていくのだが、この王都建設の状況がカードバトルへも影響してくる。
王都でどれだけ資源を作れるか、貯めておけるのかが実はカードバトルを優位に進めるポイントの一つなのだ。
王都建設ではバトルに影響する資源施設のほか、王都を彩るデコレーションも様々用意されているので、個性ある街づくりを楽しむこともできる。
迫力あるBGMがシーンや世界観をよりリアルに演出
本来のゲーム要素だけでなく、それを演出してくれるBGMもかなり完成度が高い。
それもそのはず。BGMを担当しているのは、古くは「斬」シリーズや「アークス」シリーズ、最近では「テイルズ」シリーズなどを手がけ評価の高い桜庭統が担当しているのだ。
グラフィックだけでなく、BGMも要注目。
Wi-Fi回線がオススメ
残念なのは、初回起動時のデータ読み込みだけでなく、起動時にひんぱんにある高画質カードの読み込み、イベント時のデータアップロードなどに時間がかかり、PHSや3G回線では接続エラーが起きやすいことだ。Wi-Fi接続のほうが安定して楽しめるので、そちらをオススメしたい。
他のカードバトル中心のアプリと違って、カードバトルに飽きたら王都建設を楽しむ、どちらも飽きたらBGMを楽しむなど、ユーザー次第で楽しむ視点が変わるのはさすがNubee。従来のカードアプリに食傷気味な人にこそぜひプレイしてみてほしいアプリだ。