KADOKAWA、無料マンガ読み放題アプリ「ComicWalker」を発表──200作品、フルカラー化、多言語対応など

ComicWalker(コミックウォーカー)

KADOKAWAは、無料でマンガが読めるウェブコミックサービス「ComicWalker(コミックウォーカー)」を3月22日よりスタートすると発表した。iOS、Androidに対応したアプリを配信するほか、タブレットやPCからもブラウザ版で楽しめる。

デジタルネイティブ世代からオールドファンまで

コミックウォーカーの特長は、タイトル数がとにかく多い点。KADOKAWAが発行する23のマンガ雑誌とウェブマガジンからセレクトした連載中の150作品、および「コミックウォーカー」完全オリジナル50作品の計200作品を掲載する。

ComicWalker(コミックウォーカー)

対象のマンガ雑誌・ウェブマガジンは、少年エース、ヤングエース、ガンダムエース、コンプエース、コンプティーク、コミックジーン、コミックフラッパー、シルフ、電撃マオウ、電撃萌王、電撃D-MANGAオンライン、COMIC@LOID、電撃文庫MAGAZINE、ミルフィなど。

コミックウォーカー完全オリジナル作品では、『僕だけがいない街』『シャアの日常』『カゲロウデイズ』『となりの関くん』『アクセル・ワールド』『ソードアート・オンライン』『艦隊これくしょん-艦これ-』『まおゆう魔王勇者』『フルメタル・パニック!0 ‐ZERO‐』『新生徒会の一存』『ノブナガ・ザ・フール』が挙げられている。

ComicWalker(コミックウォーカー)

「コミックウォーカー」に掲載される作品はすべて無料で読むことができるほか、マンガ雑誌掲載時はモノクロだった作品を最新の彩色技術でフルカラー化。第1弾は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』と『新世紀エヴァンゲリオン』で、安彦良和、貞本義行の美麗な原画をフルカラーで楽しめるという。

また、日本語だけでなく英語・中国語の3か国語に対応。クリックひとつで3言語の各画面に簡単に切り替えが行え、海外ユーザーがストレスなく作品を楽しめる環境も用意する。海賊版の抑止にもつなげる構え。当初は40作品からスタートし、順次拡大の予定だ。

2014年度には「コミックウォーカー」掲載の作品をコミックス化し、KADOKAWAの新コミックレーベルより発売。書店で発売するコミックス単行本、および電子版コミックスも制作予定だという。新しいクリエーターの発掘・育成にも積極的に取り組み、オリジナルの新人賞を創設しサービスインと同時に作品の募集も行われる。