Firefox OSの新展開が発表、LINEや楽天など新パートナー参加や25ドルスマホの開発も

Firefox OS

Mozillaは24日、Firefox OSを搭載する新端末や、国内コンテンツプロバイダとのパートナーシップなどについて発表した。

わずか25ドルの新スマートフォンも開発

Firefox OSは、iOSやAndroidに続く「第3のモバイルOS」と呼ばれている。オープンソースであるため、通信キャリアやメーカーが自前のストアなど構築することもできるほか、HTML5など用いたWeb標準技術に基づくアプリケーション開発などに期待が寄せられている。KDDIは2014年度内に、Firefox OS搭載のスマートフォンを国内発売する予定だ。

Firefox OS搭載端末はこれまで、スペインやブラジルなど15の市場、4つの通信会社から発売されていたが、Firefox OSをサポートする通信会社も拡大し、TelkomselとIndosatを加えた全21社となったことが発表された。南米や欧州を皮切りに、2014年はアジアや東欧、アフリカなどの地域に拡大する構え。

Firefox OS

また、エントリークラスのスマートフォンの性能を強化するとしており、今回新たにZTEなどが手がけるZTE Open C、Alcatel ONETOUCH Fire Cなど7機種を発表。いずれもデュアルコアプロセッサを採用し、パフォーマンスの強化や画面解像度の向上などをはかっている。

さらに中国企業Spreadtrumは、Firefox対応にしたわずか25ドルのスマートフォン向けチップセットSC6821を開発。これを受け、価格が約25ドルという新カテゴリのFirefoxスマホの実現に向けて開発が進んでいるという。

日本のコンテンツプロバイダとの連携についても発表し、国内におけるFirefox OS に対応したWebアプリケーションの拡充や開発者の支援などで協力する。パートナーとして、リクルート、楽天、NTTコミュニケーションズ、カヤック、グローバルサイバーグループ、システナ、タスデザイングループ、ニューフォリア、ネオス、フェンリル、ブリリアントサービス、毎日新聞、LINEの13社が挙がっている。