Facebookは19日、世界最大級のメッセンジャーサービス「WhatsApp」を合計190億ドル(約1兆9441億円)で買収することを発表した。
WhatsAppは、全世界のアクティブユーザが4.5億人にのぼるメッセンジャーアプリで、ヨーロッパで圧倒的な人気を誇るサービス。デイリーのアクティブユーザは、3億人を超える。現在でも1日あたり100万人以上の新規ユーザが登録されているという。
Facebookによる買収後も、WhatsAppはスタンドアローンアプリとして提供されていく。この点は、一昨年に買収されたInstagramと同様だ。
また、Facebookのメッセンジャーアプリ「Facebook Messenger」は継続する。
WhatsAppの共同創業者兼CEOのJan Koumは、Facebookの取締役会に合流することになるとのことだ。
今回の買収によって、ヨーロッパ諸国の大半や北米、中南米諸国などにおけるメッセンジャーアプリのシェアで、Facebook陣営が他を圧倒することになる。
※訂正
買収にかかる合計額を160億ドルから190億ドルに修正しました。差額の30億ドルは創業者や従業員に対して付与されることになる株式価額です。残り160億ドルのうち、120億ドルは株式、40億ドルは現金で支払われます。
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