Tweedle(ツイードル)は、分かりやすさと機能性の両立を追求しているTwitterクライアントアプリだ。
とかく多機能であることを売りにすることも多いTwitterクライアント界隈だが、Tweedleは必要最低限の機能を提供することにこだわっているようだ。そのためか、軽快な動作を維持できている。
記事プレビュー、翻訳など特徴的な機能
少し使ってみてすぐに気がつくのは、記事プレビューや翻訳といった特徴的な機能の存在だ。
記事プレビュー
カードのように表示される各ツイートをタップするとツイートの詳細画面に遷移するのだが、ツイートにニュース記事などへのリンクがある場合、ツイートの下にウェブサイトのプレビュー(記事タイトルと概要)が表示される。
この際、「もっと見る」ことが可能な場合があり、サイトに移動することなく記事中のテキストの大半を取得して表示することができる。同じサイトの記事でも表示されるケースと表示されないケースがあり、表示の条件はよく分からないが、ざっくり確認することが可能だ。
翻訳
外国語のツイートをチェックする場合に、ちょっとした助けになってくるのが翻訳機能。記事リンクが混ざっていると、ちょっと残念な感じになってしまうのはご愛嬌。
Google翻訳アプリをインストールしてあればGoogle翻訳アプリで翻訳することができる。もしインストールしていなければGoogle翻訳のWeb版を利用することになる。
カスタマイズして、より機能的に美しく
デザインは、最近の流行を反映してか、フラットデザインを取り入れた非常にシンプルなスタイルになっている。最初から複数のテーマが用意されているのだが、さらに設定画面からテーマを自作することで背景やテキスト、スクロールバーなどの色を細かく変更できる。
また、タイムラインなどを表示するメイン画面のカラムをカスタマイズ可能。順序を入れ替えるだけでなく、リストや検索、トレンドなども追加できる。カラムの切り替えは、画面をスワイプするか上部メニューのスワイプ&タップでおこなう仕様だ。
通知機能(タイムライン、@ツイート、メッセージ)、フィルタ機能(単語または語句、ユーザー名、Twitterクライアント)も実装されている。
決して多機能ではない
このTweedleは、機能を求めて使い始めると文句の1つでも言いたくなるかもしれない。できることよりも、できないことの方が多いとさえ思える。ヘビーユーザ向けではないということだろう。
Android向けTwitterクライアントでもiOS向けのそれでも、豊富な機能と広範なカスタマイズ性を兼備したアプリは少なくない。機能が物足りないと思うなら、高機能なクライアントを使うべき。その点は、あらかじめ注意しておきたい。
それでも、このアプリには常用したくなるだけの魅力が秘められている。