Pressは、クリーンなスタイルとシンプルな操作性が強みのFeedly対応RSSリーダーだ。iOS向けRSSリーダーのReederとよく似た雰囲気を持つアプリになっている。
無駄を削ぎ落したデザイン
Pressの特徴のひとつは、そのクリーンなデザイン性だ。装飾をできるだけ排除し、フラットデザインを採用。
カラーリングは、薄いグレーを基調としたライトテーマと黒ベースにビビットな赤が差し色に入るダークテーマが用意されている。記事に集中させるためのデザインであることが伝わってくる。
英語フォントは6種類から選択できる。
スワイプで未読記事を消化していく操作性
また、どのRSSリーダーを日常的に使用するかを決定する上で、大きなポイントとなるのが操作性の良好さ。多くのRSSフィードを購読しているユーザほど重視すべきファクターだろう。
この点、Pressは、操作の大半をスワイプで処理していくことができるので、慣れれば慣れるほど使い勝手を向上させることが可能だ。
Pressの画面構成は、他のRSSリーダーと同様、基本的に以下の3階層から構成されている。
- メイン画面
- フォルダ・サイトごとの記事一覧画面
- 各記事画面
- 記事タイトルをタップでブラウザ(内蔵ブラウザか既定のブラウザ)が起動
- 画面下部中央のボタンからアプリに統合されているReadabilityが起動
上位階層に戻る場合は、画面端を右スワイプすればよい。
メイン画面
メイン画面では横スワイプで未読記事・既読記事・スター付き記事の一覧を切り替え可能。
カテゴリ・サイトごとの記事一覧画面
大量のフィードを消化していく上で力強い味方となってくれるのが、カテゴリごと・サイトごとの記事一覧画面におけるスワイプでの既読処理だ。右に小さくスワイプすると既読・未読を切り替えられるため、未読を減らす作業が捗る。なお、スクロールしていくだけで既読にすることも可能。
また、左に小さくスワイプするとスターを付けることができ、そのまま大きくスワイプしていけばPocketもしくはInstapaperへの保存と共有へのメニューが表示される。
捨てる記事は右スワイプ、気になる記事や保存しておきたい記事は左スワイプで振り分けていく感覚が身に付けば、スムーズなRSSライフが待っているはず。
各記事画面
記事ごとの画面では、スワイプでさくさく前後の記事に移ることができる(設定で水平方向か垂直方向を選べる)。
全文配信でないフィードの場合でも、内蔵ブラウザか既定のブラウザで記事を閲覧できる。アプリに統合されているReadabilityボタンを使えば全文を読み込めることが多い。
痒いところに手が届く設定
同期設定や要約表示の有無、ウィジェットのスタイル設定なども嬉しいところだが、細かい配慮が現れているのは次の4つの設定だろう。
- 記事以外のシステムUIを非表示にできる設定(Android 4.4以上のみ)
- メイン画面におけるカテゴリ展開とカテゴリ一覧画面への動線を切り替え可能
- 記事リンクに下線をひく
- 未読記事の画像をオフラインキャッシュできる
このPressは、有料アプリのため広告は一切なし。
RSSリーダーは、毎日使うタイプのアプリであるだけに、自分にとって最も使いやすいものを選びたいところだ。