NTTドコモは16日、Tizen OSを搭載したスマートフォンの導入を当面見送ることを発表した。
Tizen OSは、ドコモやSamsung、インテルなどが主導して開発が続けられてきたモバイルOS。ドコモは2013年度中の導入を目指していたが、モバイル市場を取り巻く環境の変化を受けて、導入そのものを延期するとのことだ。
一方で、ドコモは、今後もTizen OSの普及に向けて取り組む方向性も明らかにしている。
しかし、AndroidとiOSが席巻しWindows Phoneですら苦戦するモバイル市場の環境が、今後Tizenにとって好転するとは考えにくい。ドコモが、Tizen導入をいつまで延期するのかは不明。ドコモ版Tizenスマートフォンは、このままお蔵入りとなる可能性も低くはないだろう。