見た目も中身も昔のゲームを彷彿とさせるRPG「フェアルーン」

フェアルーン

昔のゲームと言うとどんなものを想像するだろうか。人によってドット絵やシステム面など挙げる部分は異なるかもしれないが、「フェアルーン」はあらゆる面で昔のゲームを思い出させるゲームなので、ファミコンゲーマーだったら懐かしく感じるだろう。

懐かしの王道ファンタジー

フェアルーン

「フェアルーン」は、まるでファミコンを思い出させるドット絵から始まる。シナリオに関しても王道ファンタジーとも言える内容で、理解するのに難しい部分というものはない。

最初はまず簡単なチュートリアルがあるので、ファミコン時代のゲームを経験していないプレイヤーでもすんなりと理解できる。操作性に関しては、若干十字キーが押しにくいが、シンプルな内容なのですぐに慣れる。

フェアルーン

最初こそチュートリアルがあるものの、「フェアルーン」は良くも悪くも「昔の」RPGという感じだ。ファミコン時代のゲームと言えば解説らしい解説もないようなゲームが多いように、現代では珍しくない親切設計のゲームと違って謎解きは自分の頭で考えないといけない。

隠し通路や動かせるオブジェクトなどは、ほぼ自分の目と勘で探さないといけないので、最近ゲームを始めたという人にとっては難しいかもしれないが、自分で考えて理解する楽しさを求めているなら、懐かしさも相まって往年のゲーマーには馴染むだろう。

バトルシステムは敵に体当たりするだけ。謎解きとは裏腹に、単純なシステムもまたファミコンらしい。総じてオールドゲーマー向けではあるが、無料なので気軽に試してみてほしいゲームだ。