Evernoteに素早くメモを残すことに特化したアプリは多いが、「素早く、いつでも」起動させてメモができるアプリというのは限られている。
その限られた存在の中でも一際使いやすいのが「QuickEver」だ。名前に恥じない素早い起動、いつでも呼び出せる手軽さを、ぜひ体感してもらいたい。
メモアプリとして優秀な基本性能
「QuickEver」の独自性と言えば「いつでもアプリを起動できる」ということだが、メモアプリとしての基本性能も必要な機能を揃えている。
タイムスタンプやチェックボックス配置、箇条書きサポートなどEvernoteメモアプリに欲しい機能はきっちり搭載。
さらに、ジェスチャ操作はスワイプでのカーソル移動だけでなく、選択に切り替えることも可能だ。
ジェスチャ対応のメモアプリも増えているなかで、ジェスチャに割り当てられる操作を切り替えられるのは嬉しい点だろう。
いつでも起動できる手軽さ
iPhoneはAndroidに比べてランチャーアプリが乏しく、いつでもアプリを切り替えられるというスピードに欠けているのが目下の悩みだ。
素早くメモを取るにしても、ホームボタンを押して切り替え、もしくはホームボタンの二度押しが必要など、別のアプリからメモアプリへ、という素早い切り替えができないのはつらい。
そんな悩みを「QuickEver」は通知センターを使うことで解決している。通知センターは画面上部からシャッターを下ろすように、下にスワイプでアプリに関係なく呼び出せるのだが、QuickEverはリマインダーを設定することで、指定時間が経過すれば自動で「QuickEver」起動し、通知センターにも設定したメモ呼び出し機能が残る。
これをタップすることで、他のアプリを使っていてふとメモが取りたくなった時でもスムーズに「QuickEver」を呼び出すことができる。いつでも起動可能なのだ。
当然リマインダー機能なので、指定時間にメモ開始の合図としても使える。通知機能をフル活用しているEvernoteメモアプリが「QuickEver」だ。