ちょっと気になる体調の変化や症状などが出現した時、スマホのアプリからすぐに医師とビデオ電話で相談できるサービス「Doctor on Demand」が、米国で提供を開始した。
病院で診察を受けるべきか迷う時に重宝
アプリはiOSおよびAndroid向けにリリースされており、無料の登録を済ませたうえで、自分の症状やアレルギー、既往歴などを入力すれば、数分でオンライン中の医師とビデオ通話をすることができる。
ただし、相談できる内容は緊急性を伴わないもので、軽度感染症や外傷、小児の発熱、歯痛、発疹、禁煙指導、性病、一般的な家庭医学に関する質問などが例として挙げられている。病院に行くべきか迷う場合や、外来で長時間待たされたくないない時などに便利に利用できそうだ。
米国の医師免許を持つドクター1,000人が登録されており、対応する時間は午前7時から午後11時まで。現在、カリフォルニア、フロリダ、ニューヨーク、テキサス、バージニアなど15の州でサービスが提供されており、全米の人口2/3をカバーするという。
料金は相談1回(15分)40ドル。医療費が高い米国であること、病院での待ち時間、診察料などを考えれば、妥当な価格なのかもしれない。なお、各種保険の適用については準備中だという。
今後、日本でも同種の取り組みが行われるかはわからないが、予防医学的あるいは医療経済的な効果も期待できそうなサービスかもしれない。
アプリ「Doctor on Demand」をダウンロード

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