Android・iPhoneゲームレビュー
パズドラのガンホーが送る「Dokuro」は、もともと2012年にPSvitaでリリースされ、様々な賞を受けるなど高い評価を得た作品。今作はスマホ用に最適化され、アクション性、音楽、難易度のバランス、すべてがトップレベルのクオリティとなっている。
Dokuroを操り、姫を助け出せ
魔王に捕らわれた姫を下っ端の魔物“Dokuro”が、出口までエスコートするステージクリア制のアクションパズルとなっている。
姫は段差を移動できず、敵が出ると怖がって距離を置いてしまう。刃物や炎のトラップを解除しながら、時には敵を倒しつつ、出口まで誘導しなくてはならない。
DokuroはIkemenに変身することで姫を抱えてすばやく移動したり、剣による強力な攻撃を繰り出すことができるが、かわりに2段ジャンプができなくなっている。状況にあわせてIkemenに変身し、ステージを攻略していこう。
豊富なギミック
チョークで描いた風のビジュアルが特徴で、物語も下っ端の兵士が王子様に変身してお姫様を助けるという童話のようだ。
全体的に暗い作品だが、おどろおどろしさはなく、現れる敵もどこかコミカルで愛らしい。ギミックの種類が豊富で、姫を抱えて走る、敵を倒しながらレバーを引くなど、アクション性の高いものもある。
ゲーム慣れをしていないと難しいステージもあるだろうが、新しいギミックに対して必ずどうすればよいかを教えてくれるので、何度もプレイしていれば初心者でもなんとかなる。
家庭用ゲーム機のクオリティそのままに
もともとPSVita作品だけあり、クオリティは折り紙付き。それを劣化させず、操作感などスマホ最適化させて移植しているところは流石といえる。
十字キーの部分は凹凸がない分少し違和感があるが、複雑な操作を求められる作品ではないので気にしなくも問題ないだろう。
有料(300円:2014年1月8日まで100円)アプリだが、元は何倍もの値段で売られていた作品。また、買い切りのアプリなので課金要素もないと考えれば、とても安い買い物といえそうだ。