博報堂DYメディアパートナーズとNTTドコモは、妊婦向けサポートアプリ「妊婦手帳」を共同開発した。iPhoneおよびAndroid向けに12月11日より提供される。
産科と情報共有できるサポートアプリ
「妊婦手帳」は、妊婦の自己学習や自己管理をサポートするアプリ。専門家監修の妊娠時期に合わせた赤ちゃんの様子やQ&Aコンテンツ、管理栄養士によるおすすめレシピなどを閲覧したり、毎日の体重・体調データを入力・管理することができる。
最大の特長は、産科の医療機関と連携して情報を共有できる点。巷に大量の情報が溢れる中で、病院からの正しい情報がしっかり提供されるのは有用だ。妊娠中の不安を和らげるとともに、医療機関側の負担軽減や信頼感向上にも寄与する病院支援ツールの側面も併せもつ。
具体的には、連携医療機関から通院中の妊婦に対して、その時期に行って欲しいことやアドバイスなどのTo Doリスト(週ごと)、休診情報やイベント情報といったお知らせ事項などを配信したりできる。
医療機関側は、PCなどで妊婦のインプット履歴(体調データ、To Doリストの理解度)の閲覧なども行える。アプリ提供開始当初はNTT東日本関東病院など8病院との連携を予定しており、3年で500医療機関との連携を目指すという。
有料コンテンツが多め?
このようにコンセプトは素晴らしいが、やや残念なのは有料プラン(月額200円)で提供される部分が多いように見受けられる点。コラムや妊娠Q&Aの全コンテンツ閲覧、レシピの詳細検索のほか、体重の推移のグラフ確認、健診日アラートなどの機能がプレミアムプランの対象となっている。
同サービスは医療機関向けにも有料提供していることからも、今後はせめて妊婦向けのサービスは無料で間に合うよう、連携医療機関を増やしていってほしいところだ。
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