「Adobe Reader」がアップデート、PDFとオフィス文書間の変換・書き出しが可能に

Adobe Reader

Adobeは、Android向け「Adobe Reader」アプリを最新アップデートし(v11.1.0)、アプリ内で利用できる「Adobe PDF Pack」および「Adobe ExportPDF」サービスの提供を有料アドオンとして開始した。

「Adobe PDF Pack」「Adobe ExportPDF」とは

今回のアップデートでは「Adobe Reader」アプリのマイアカウント画面で、「Adobe PDF Pack」と「Adobe ExportPDF」の2タイプのサービスに登録が行えるようになっている。

「Adobe PDF Pack」では、Word、Excel、PowerPointファイルからpdfファイルを作成したり、反対にpdfファイルをWord、Excel、PowerPointファイルに書き出すことができる。一部の画像データもpdf変換可能。また、Acrobat.comの50GBの無料ストレージも提供される。

Adobe Reader

「Adobe ExportPDF」では、pdfファイルをWord、Excel、リッチテキスト(RTF)に変換できるほか、スキャンしたテキストが光学文字認識(OCR)で編集可能となる。さらに、Acrobat.comの10GBのストレージが無料提供される。

いずれも有料アドオンとなり、「Adobe PDF Pack」は月額999円、「Adobe ExportPDF」は月額199円だ。なお、これらのアドオンはiOS版「Adobe Reader」でもすでに利用できる。

このほか、ファイルブラウザのUIがAndroid標準のデザインに変更され、アクションバーからファイル移動、名前変更などがすばやく行えるようになっている。また検索機能では、検索したキーワードがヒットした箇所にハイライト表示されるようになり、視認性が向上した。