GREEは13日、2013年7~9月期の連結決算を発表した。純利益は前期から27億円のプラスとなったものの、前年同期比で67億円のマイナスで73%減となった。前年同期比で売上高は26億円のマイナス、営業利益は60億円のマイナスとなっている。
スマホの普及によって従来の課金モデルに陰りが出てきたGREEは、新規ゲームジャンルの開拓やスマホへのシフトを加速などにより経営の立て直しを図っているが、不採算ゲームの撤退や先月実施した希望退職などに伴い計上した特別損失が純利益を減少させた。
日経新聞によれば、GREE田中社長は決算説明会において、希望退職募集について「厳粛に受け止めたい。いたずらに引き延ばすのは従業員にとってもよくないので、やるべきことを決断した」と説明。「これを転機に、私には当社を再成長させる責務がある」と話し、業績回復のために実施したことを示した。