生か死か、Googleが新聞を殺しかけていることが良く分かる広告収入グラフ

生か死か、Googleが新聞・雑誌を殺しかけていることが良く分かる広告収入グラフ

米国において、Googleの広告収入額は、既に新聞各紙が獲得する広告収入額と、雑誌が獲得する広告収入額のそれぞれを、もはや単体で上回ってしまっている。米Business Insider CEOのHenry Blodget氏が12日、同社のイベントでグラフを用いて紹介した。

特に対照的な変動が起きているのが、Googleと新聞の広告収入額。Google(赤)が右肩上がりの成長を見せる中、逆に新聞(薄い青)は右肩下がりのマイナス成長となっている。雑誌(濃い青)の広告収入は250億ドル前後で推移していることから、新聞がGoogleに食われてしまっている可能性が高い。

地方紙の廃刊が相次ぎ、大手新聞紙でも厳しい経営を強いられている米国の現状は、近い将来の日本のメディア業界でも再現されてしまうのか。周囲の20歳代から30歳代の人間が、どれくらい新聞を購読しているか確認してみると、国内新聞各紙の未来は明るくないとしか思えないのだが。