LINEは7日、大手小売2社と協力し、消費財メーカー企業向けに「LINEコラボアカウント」を提供すると発表した。一つのアカウントから、より多様なクーポンや情報が配信されるようになる。
まずはローソンの公式アカウントから
LINEでは2012年6月より「LINE公式アカウント」を企業向けに提供しており、これまで国内では累計99の企業公式アカウントが開設。購読ユーザーのべ2億人以上(2013年10月末現在)のうち37.6%が実店舗へ足を運んでいるとの調査結果もある。
こうした実績を受け、友だち数約1100万人の“ローソン”、同約610万人の“マツモトキヨシ”の有力LINE公式アカウントから、消費財メーカー企業が自社商品の販売促進のためのクーポンや商品告知メッセージを配信することができる「LINEコラボアカウント」をスタートする。
メーカー側は新たにLINE公式アカウントを開設したり、購読者を獲得したりするコストをかけず見込み客へリーチ可能となるほか、ローソンやマツモトキヨシとしては、より強力に顧客を自社店舗へ誘導するアプローチができ、店頭での売上増加につなげる効果を期待できるという。
ユーザーにとっては、一つのLINE公式アカウントを友だちに追加しておくだけで、各店舗で売られているような食べ物・飲み物・日用品のクーポンなどを取得できるメリットがある。
コラボアカウントの第1弾として、12月上旬からサントリー食品インターナショナルがローソン限定で発売する新商品「ボスカフェ ホワイトラテ」などのクーポンをローソン公式アカウントで配信。また、LINE連携のアバターサービス「LINE PLAY」内のローソン公式ルームに“仮想Loppi”を設置し、実店舗の“Loppi”で引き換え可能な割引クーポンの配布も行われる。
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