不評の門出となりそうだ。
今日から、YouTubeでコメントするためには、Google+アカウントとの接続が必須となった。既にアナウンスされていた仕様変更だが、Google+を活用しているユーザとアカウントだけを作成して放置しているユーザの双方から不満の声が聞こえてくる。
Google+ユーザにとって厳しい仕打ちなのでは
特に、Google+を活用しているユーザにとって、非常にまずい状況が発生している。
今回のYouTubeとGoogle+の統合によって、過去にGoogle+に一般公開で共有した動画につけたコメントが、全て公開状態となっている可能性があるのだ。筆者が確認した限りでは、公開状態となっているのはGoogle+アカウントを接続しているユーザが共有した投稿に限られる。
ひとつ危険な事例を紹介しておく。以下の画像は、筆者があるアニメのYouTube動画をGoogle+に一般公開で共有したものが、YouTube上に表示されているもの。
過去に遡って統合は不意打ちなのでは
この投稿は、一般公開投稿であるため、Google+上やGoogleの検索結果で確認することは一応は可能な状態だった。だが、問題なのは、過去に遡って、投稿に対してなされたコメントが全て公開されてしまっている点だ。
複数のGoogle+ユーザに、Google+上のコメントがYouTube上で過去に遡って公開されると思っていたか尋ねてみたところ、「統合されることすら知らなかった」「過去に遡及するのは予想外だった」「いや、こんなのほとんどの人が知らないでしょ」などと答える人ばかりだった。
たしかに、一般公開投稿に対するコメントなので、それをどう調理しようがGoogleの勝手なのかもしれない。しかし、Google+とYouTubeではネット上における存在感が違いすぎるため、自らのコメントが過去に遡ってYouTubeに表示されることを想定していなかったユーザ(おそらく、ほとんどのユーザが当てはまると思われる)にとっては、まさに不意打ちの仕様変更だろう。
とりあえずの対処法
まず、自分の過去の投稿や、他ユーザの投稿に対してつけたコメントを確認することを強く勧めておきたい。もっとも、後者の場合、コメントそのものを探しだすことが難しいかもしれない。
また現在、Google+アカウントをYouTubeに接続していないユーザは、”とりあえず”接続せずにおいておいた方が無難だ。コメントすることができないことになるが、一時的な措置として推奨しておきたい。