Googleは米時間10月29日、イベントを通じてGoogle+の新機能を発表した。その様子はYouTubeでライブ配信され、Google+の近況やアップデートの内容についてGoogle上級副社長のVic Gundotra氏が解説した。
Google+のユーザー数は増加を続けており、月間アクティブユーザー数は5.4億人に到達。1週間でアップロードされる写真の枚数は15億枚を超えるという。
今回のアップデートにより、ハングアウトでは現在地のシェアやSMSの送受信、GIFアニメーションのインライン再生に対応するようになった。
また、ビデオ通話ではフルスクリーンに対応し、明るさなどの画面調整もできるようになった。従来なら暗くて分かりにくかった場所でも、表情が鮮明に映し出されるようになるので、大きな改善といえる。
「おまかせビジュアル」で素敵な写真や動画を作る
注目の新機能は、「おまかせビジュアル(Auto Awesome)」。「おまかせビジュアル」では、保存した写真や動画をもとに新しくコンテンツを作成できる。
消しゴム(Eraser)
「おまかせビジュアル」の「消しゴム(Eraser)」では、同じ場所で撮った写真が3枚以上あれば、背景に動きのあるものが写っていても、動きのあるものをすべて削除して 1 枚の写真にすることができる。
写真の背景に通行人を含めることなく、まるで周囲に誰もいなかったような写真に仕上げることができるので、混雑した場所でもベストショットを手にできる。
例えば、このように混み合って通行人が多数映っている場合。
同じような写真が3枚以上あれば……。
周りに誰もいない写真が出来上がる。
アクション
動いている人物を連続して撮影した写真を結合し、1枚に収める「アクション」も新たに追加されたモード。
スポーツのシーンを撮影すると、ダイナミックな写真に仕上がりそうだ。
ムービー
「おまかせビジュアル」では、既に保存してある動画と写真を組み合わせてムービーを自動作成することもできるようになった。その流れは、上の動画を見ると分かりやすい。Android 4.3 以降の端末のみ利用できる機能だ。
ムービーは、使用する写真や動画を選択するだけで仕上がるという。テーマやスタイル、BGMは変更可能で、シーンを削除したり、短縮したり、順序を変更することも可能だ。
今回のアップデートで写真や動画機能を強化したGoogle+。日本ではまだ活発化していないSNSだが、スマートフォンとの相性は抜群。新機能を使ってみると、写真や動画作りの楽しさに目覚めるかもしれない。