んん? Kindleストア1周年謝恩セールでコミックを買おうとした結果

Kindleストア

本日、AmazonはKindleストア1周年謝恩セールを開始した。日本におけるKindleストア開始から1周年を記念したもので、期間は10月31日までだ。

Kindleストア1周年謝恩セール

Kindleストアでコミックを買おうとしたら

筆者は、Kindleストアでコミックを購入することが多いので、どんなラインナップになっているか確かめるため、セールのトップページからコミックへのリンクをクリックしてみた。

その結果が、次の画像のとおり。

Kindleストア

画像中央の作品『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件』は、Amazonレビューでも高評価のライトノベルがコミカライズされたもの(その右には、なぜか原作ライトノベルが紛れ込んでいる)。

筆者はこの作品を読んだことがなかったので99円で購入し内容を確認してみたが、一見するといわゆるハーレムもの。時々、下着や裸が描写されるものの、そこまで過激なものだとは感じなかった。

しかし、なぜAmazonは、この作品をコミックのセールのファーストビュー(画面を開いて最初に見える範囲)に配置するのだろうか。

たしかに、アダルトコンテンツではないし、中高生が読んでも問題ない作品ではある。しかし、なにも子どもや女性も訪問するページに真っ先にデカデカと表示する必要はないように思える。

そういえば、Google Playの映画も…

そこで、ふと似ている事例を思い出した。Google Playだ。

ご存知のとおり、Google Playでは映画を購入・レンタルすることができる。

では、そのGoogle Play(映画)のトップチャートがどのような状況か確認してみよう。

次の画像は、11位~20位までのもの。

Google Play 映画

Vシネマなどがズラリと並んでいるのが分かるだろう。

AmazonとGoogle Playの年齢制限

アダルトコンテンツやそれに準じるコンテンツにアクセスする上で、どのような年齢制限を設けているのだろうか。

Amazon

Amazonの場合、そもそも原則として販売対象者を成人に限定している。未成年者は親権者などの承諾があれば利用可能となっている。

Amazon.co.jp は子供向けのアマゾンサービスも販売していますが、販売する相手は成人(20歳以上)のお客様に限られます。20歳未満のお客様は、親権者または後見人が承諾する場合に限り、アマゾンサービスをご利用になれます。
Amazon.co.jp 利用規約

また、アダルトコンテンツに対するアクセスには、「このストアは、アダルト商品および18歳未満の方には不適切な表現内容が含まれる商品を取り扱っています。18歳未満の方のアクセスは固くお断りします」というように警告が表示される仕組みとなっている。

Google Play

Googleではどうか。そもそもGoogleアカウントの作成自体は13歳以上を要件としているが、Google Playの利用に対しては20歳以上であることが要求されている。未成年者の場合は、親権者などの同意が必要となる。

年齢制限 Google Playを使用するためには、20歳以上でなければなりません。もし、あなたが13歳〜18歳で、Google Playを利用したければ、あなたの両親や法律上の保護者と一緒に本規約類を読み、両親や法律上の保護者が同意する場合に限って本規約類に同意してください。
Google Play 利用規約

※19歳はどうすればいいのか、上記利用規約からは分からないが…。

事実上、野放し?

利用規約上は禁止されているとはいえ、AmazonでもGoogle Playでも、アカウントを作成して利用すること自体は親権者などの同意を得ていない小学生でも中学生でも容易に可能だ。

また、両プラットフォームでは、未成年者でも購入可能なプリペイドカードが販売されている(Google Playについては国内未発売だが、近日中に発売される見通し)。

となると、繊細な扱いを要求されるコンテンツに対する未成年者のアクセスに関して、事実上は野放しに近い状態だとみてよいのではないだろうか。

未成年にとって"常識的には"好ましいとは言えないコンテンツをどのようにフィルタリングするのか。各プラットフォーム、メーカーが直面している課題だろう。