Googleは、Android端末の性能を向上するアプリ「droidBooster」などを開発するフランスのスタートアップ企業FlexyCore社を買収した。L'Expansionが報じた。
KitKatにも最適化技術が生かされるか
FlexyCoreは、フランス・レンヌに拠点を置く創業5年の新興企業で、ARM社のパートナーとして名を連ねるなどの実力派。買収交渉は2012年9月に開始され、2013年10月に16万9000ユーロ(約22億7000万円)にて完了したと伝えられている。
同社の主力製品「droidBooster」は、バッテリー消費を抑えながらAndroidの実行速度を上げるツール。ARM社のページによれば、Androidを10倍高速化すると紹介されている。
残念ながら同アプリはGoogle PlayやApp Brainからはすでに削除済みだが、そのデモ動画を閲覧することはできる。
Google FranceはL'Expansionに対し、「当社はFlexyCoreを買収し、エンジニアはAndroidチームと統合しました。彼らはAndroid OSのパフォーマンスを最適化することに取り組んでいきます」とコメントしている。
Googleにはなかった最適化ノウハウを持つエンジニアを新たに迎え入れたことで、次期Android OSのパフォーマンスはどれくらい向上するのか期待したい。
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