ようやく普通に使える「ドコモメール」が24日に開始、13年度中にIMAP対応で他のメーラー・アプリでも利用可能に

ドコモメール

「ようやく」と言ってよいだろう。クラウド型メールサービス「ドコモメール」が、10月24日午前9時から開始される。当初、2013年1月にリリース予定とされていたものの大幅に延期していた。

また、別の意味でも「ようやく」だ。やっと、ドコモユーザは、キャリアメールを普通に使えるようになる。従来の「spモードメール」は、spモードメールアプリやCommuniCaseアプリで利用することができたが、甘めに評価したとしても到底使いやすいとは言えないサービスになってしまっていたからだ。

ドコモメール

冬春モデル発表会会場で、ドコモメールの開発に携わった説明員が「クオリティアップのためにサービス開始が遅れてしまった」と語ったように、実際にドコモメールアプリを操作してみると、たしかに使い勝手は良くなっていた。

さくさく動くだけでなく、従来からのキャリアメールユーザに配慮したデコメサービスやアプリ連携なども用意。UIは安定感を感じさせる作りだ。

ドコモメール

入力方法も、通常のフリック入力だけでなく、手書き入力にも対応。まずまずの使い心地だ。

ドコモメール

新たにdocomo IDに対応。11月以降にマルチデバイスによる利用が可能となり、自宅のPCやドコモ回線契約のないスマホ・タブレットなどからキャリアメールを送受信できるようになる。PCの場合、Webブラウザを通してメールを閲覧・送受信することになる。他キャリアでの利用の可能性は「今のところはキャリアフリーはない」(説明員)とのことだった。

また、2013年度内にはIMAPに対応し、他のメーラーやアプリでも(@docomo.ne.jp)を利用できるようになる。自分のお気に入りのアプリでキャリアメールを使えるのは嬉しいユーザも多いだろう。

クラウドを利用しているため、機種変更次のデータ移行や、端末紛失時のデータ復旧も容易。サーバ側で迷惑メールを自動判定する「迷惑メールおまかせブロック」も提供される予定だ。