Android向けの不正・高リスクアプリの総数が100万超え、偽装アプリとアドウェアが猛威

Android向けの不正・高リスクアプリの総数が100万超え、偽装アプリとアドウェアが猛威

不正アプリ

トレンドマイクロは、Android端末を狙った不正アプリや危険性の高いアプリの総数が100万に到達したと発表した。これら問題のあるアプリ100万のうち、不正アプリが75%、高リスクアプリが25%となっているという。

Angry Birdsシリーズも標的に

明らかに不正な活動をする不正アプリの上位は、「FAKEINST」が34%、「OPFAKE」が30%と、トップ10の64%を占めている。

FAKEINSTファミリは正規アプリに偽装するアプリで、ユーザーに知らないところでSMSメッセージを特定の番号に送信し、有料サービスに無断登録する「高額料金が発生するサービス悪用」の機能を備えている。

bad piggie

事例としては、Angry Birdsシリーズのアプリ「Bad Piggies」のリリース直後に、同ゲームの偽バージョンが確認されたことなどが挙げられるという。

また、OPFAKEファミリも正規アプリを装うアプリだが、他の不正アプリのダウンロードを促す活動なども行っていた。

アドウェア

一方、高リスクアプリでは「ARPUSH」と「LEADBLT」がそれぞれ33%、27%となり、高リスクアプリトップ10の60%を占めている。

これら2つのファミリは、不審なWebサイトに誘導するための強引な広告表示などを行うアドウェア活動や、OS情報や位置情報(GPS)、IMEIなどの端末関連情報を収集する活動を行うという。